2014年10月30日木曜日

ガソリン価格 下落の理由と今後

レギュラーガソリンの小売価格は、1リットル当たりの全国平均が161.8円となり、ことし4月の消費税率引き上げ以降では最も安くなった。先週からみても2.1円安くなっている。

値下がりは15週連続で、ことし4月の消費税率引き上げ以降では最も安くなった。円安は少し落ち着いたが、為替の影響ではない。原油価格自体の下落が原因。

ガソリン価格の下落が続く背景には、国際的な原油価格が1バレル100ドルという大台を割り込み、下落しているから(グラフ参照↓)。アメリカでシェール革命が起こり原油の生産が大きく増えたことと、世界経済の成長が伸び悩み消費が減っていることが原因。

要するに受給の関係で原油が減少した結果、原油の価格が下がられてきているということ。原油は産油国が採油ポンプを操作するさじ加減で供給量は変えられる。

原油価格1バレル80ドルが1つの目安と思われる。というのは、原油価格80ドル割れなら米シェールオイルの3分の1が採算割れするからだ。すでに80ドルの手前に達してからそれ以上の下降を示していない。そろそろガソリン価格の下落も頭打ちと思われる。

ちなみに、山口市でよく使っているガソリンスタンドでは、リッター151円です。

原油価格推移


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