2015年3月1日日曜日

アニサキス食中毒 かっぱ寿司で

寄生虫「アニサキス」による食中毒が頻発している。だいぶ前にザバのきずしで多発して問題になったことがあるが、ひさびさに「アニサキス」という言葉を聞いた。

先月25日、岩手県久慈市長内町の「かっぱ寿司」で、アニサキスによる食中毒が発生し、食品衛生法に基づく営業停止処分になった。アニサキスはブリやマグロ、貝類に寄生していたらしい。

また21日には、佐賀県のスーパー「アルタ新栄店」内の魚介類販売店で販売したサバの刺し身でアニサキス中毒患者を出した。

アニサキスは、回虫の仲間で海産魚介類に寄生する2~4センチ程度の白い糸状の寄生虫で、魚介類に寄生している。内蔵や皮下などにいる。

刺身や寿司のように生で食べると、生きたアニサキスがいっしょに胃や腸に入り、胃壁、腸壁を食い破ろうとする。このため、食後数時間のうちに、嘔吐、激痛になる。治療は、病院で内視鏡もしくは開腹して除く。

アニサキスは加熱すれば、死滅するが、他にも24時間以上冷凍しても殺すことができる。アニサキスは視認できる大きさなので、調理の時にアニサキスがいないかどうかよく確認する必要がある。

サバのきずしをご自分で作る場合には、一度冷凍してから使った方が安全です。


アニサキス


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