2015年6月20日土曜日

防災対策:水はどのくらいの期間保存できるか?

ペットボトルに水を入れたり、買ってきたペットボトル水を防災対策のために保存している人も多いかと思う。この水はどのくらいの期間もつものかしら?

防災対策のために保存べき量として、推奨されているのは、1人当たり1日3リットルで、最低3日分必要とされている。2リットル入りのペットボトルが、1人4本は準備しておくことになる。

自作で水を保存する場合には、加熱消毒しておけば、買ってきたペットボトル水(こちらも加熱消毒されている)と同じ条件になる。無期限に持ちそうだが、賞味期限をみると、2年となっている。

ちゃんと無菌化していれば、細菌が増えることはないが、光合成できる単細胞の生物は1匹でもいると増えることができるかもしれない。

加えて、ペットボトルが問題。ペットボトルの素材は、水は通さないが、空気やガスを透過する。時間が経つと、外気のガスを吸って変な臭いがするかもしれない。

2008年に、カップヌードルを食べようとした人が、防虫剤の臭いがしていたのを食べて嘔吐症状が出た事件があった。よく調べると、防虫剤が入っている押し入れにカップ麺を入れていたのが原因だった。容器が水を通さなくとも、ガスは通過できることは十分ある。

それほどでなくとも、実際問題ないと分かっていても、臭いがする水は飲めないので、結局いざという時に使えないことになるかもしれない。

2年をめどに新しく作るか、買うことで、更新していくしかない。


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