2015年5月14日木曜日

ヘビのヤマカガシが飛びついてきた

ヘビのヤマカガシがこんなに攻撃的とは知らなかった。公園で歩いていたら突然、なにかがバネのように飛んできた。身をかわして、見てみると1mくらいの黒いヘビ。

長い棒を近づけると、頭を持ち上げ口を開けて、よくガラガラヘビでみるように(TVだけで実際には見ていないですが)、尻尾を立てて振動させ、威嚇してくる。

物の本には、ヤマカガシは攻撃的ではなく、すぐに逃げて行くということが書いてあるのだが、コイツはそうではない。人に個性があるように、ヘビにもアブないヤツがいるに違いない。

以前は、ヤマカガシには毒がないと言われていたが、最近の話だと毒があることになっている。口の奥にある牙から毒が出る。

毒は出血毒で、成分はタンパク質分解酵素。プロトロンビンを活性化し、血管内に微小な凝固を発生させることで凝固因子を消費させ、逆に出血を止まらなくしてしまう。

おもに血小板を破壊する。噛まれてから20-30分後ぐらいから、全身で皮下出血、歯茎から出血、内臓出血、腎機能障害、血便、血尿などが起こり、最悪の場合は脳内出血が起こる。その毒の強さは、ハブの10倍、マムシの3倍という強力なもの。

調べていて知ったのだが、イヌ・ネコはヘビ毒に対する耐性が強く、成体であれば咬まれても死ぬことはほとんどない。マングースがハブに咬まれても死なないのと同じ。

ヤマカガシの主なエサはカエルだが、水田がどんどん減少している中、そのうち希少種や天然記念物になるかもしれないので、見かけても殺すことのないように。

ヤマカガシ


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