2016年3月9日水曜日

知っているようで知らない:ヤギと羊の違い

羊の鳴き声は「メェ~」ですよね。それでは、ヤギの鳴き声はというと、やはり「メェ~」。分類学的には、どちらもウシ科ヤギ亜科で同じ。

「見た目が違うだろう」と思うかもしれませんが、毛を刈り取ったら区別できないほど同じ。羊は完全に家畜化されていて、羊毛を取るために改良されてきているので、換毛できず毛の長さや伸びが尋常ではない。

ヤギは漢字で「山羊」なので、もともと山に住み足場が悪い岩の上でもなんなく移動したりできるが、ヒツジは平地に住みヤギほどの運動能力はない。

個人的に今までヤギと羊を区別するのに、「目の黒目がヤギは縦に長いが羊は丸い」「お乳が出せるのはヤギだけ」だったのですが、どうも羊の目も明るくなると縦になるようです。

また、羊のお乳も利用されていて、実は脂肪分が多すぎるので飲料には使えないが、チーズやアイスクリームにはもってこいだそうです。

羊は草を食べるが、ヤギは草も木の芽、皮、葉も食べる。紙を食べるのはヤギだけ。羊の上唇は切れているが、ヤギはそうならない。ヤギはひげがあるが、羊にはない。

また、羊の尾は長めで垂れ下がっているのに対し、ヤギの尾は短くピンと立ち上がっている。

ただし、羊は生後すぐに尾を切る(断尾)ので、尾はほとんどないのがふつう。羊の断尾は、毛と絡んで糞が付くので衛生面を考えて、生後すぐにゴムを付け壊死させるそうです。

ところで、断尾は羊だけでなく、犬でも行なわれていて、トイプードル、コーギーなどでは尾を短く切られている。産まれてすぐ切るので、ご存知ない方も多い。


ヤギと羊
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